あなたの「こころ」はどこに住んでいますか?

あなたの「こころ」はどこに住んでいますか?

🧘吉川めいのMindfulness Tips

英語で「こころ」というと、頭で考える“Mind(マインド)”と、胸の内で感じる“Heart(ハート)”という2つの言葉に訳されることがあります。私自身も、場面によってマインドとハートを使い分けていますが、日本語の「こころ」という言葉には不思議なところがあります。頭の中の思考を指しているのか、胸の内の気持ちを指しているのか──明確にはわからない、抽象的なまま受け取れるのです。

サンスクリット語に基づくヨガやアーユルヴェーダの教えでは、「ハート(hṛdaya)」が意識の中心・根源とされており、思考ではなく、感覚や深い内なる気づきを通じて真の認識が育まれると考えられています。

皆さんは、自分の「こころ」がどこに宿っているか、考えたことはありますか?

“ハート=意識の中心”という捉え方をすると、「こころ」もまた全身に広がっているように感じられるかもしれません。つまり、意識と同じように、こころも特定の一カ所にあるのではなく、私たちの身体全体に染み渡って生きているような感覚です。

不思議なことに、ヨガのアーサナを行って滞っていた体内エネルギーが流れ始めると、「こころの滞り」がある身体の部位に“たまっていた”ように感じられることがあります。また、アーサナの練習を通して神経システムを循環させていくことで、それらの滞りが浄化されるように浮かび上がってくるのです。

それはまさに「今こそ気づき、変えていく準備が整った」というタイミングなのかもしれません。

 

🧘今週のMindfulness Exercise

「こころ」の動きや、自分の意識の成長に気づけたとき、「気づかせてくれてありがとう」「新しい自分の一面を見せてくれてありがとう」といった気持ちが自然と湧いてくるものです。ヨガや瞑想で自分のこころと向き合うことは、ときにハードワークですが、「ありがとう」の気持ちを道しるべにして、これからも続けていきましょう。

あなたのこの先の時間が、少しでも穏やかでありますように。そんなひとときのお手伝いができたら嬉しく思います。マインドフルネスや瞑想に興味があれば、MAE Yのサービスも、ぜひのぞいてみてくださいね。

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