「わかる」の質を変えてみる

「わかる」の質を変えてみる

🧘吉川めいのMindfulness Tips

私たちはよく、本や講義から「平和に暮らそう」「こうすれば幸せになれる」といった知識を得ます。たとえば、本に「平和に生きるためには、他人を批判しない」「感情を抑えて穏やかでいること」と書かれていたとしましょう。

それを頭で理解して実行しようとすると、どうなるでしょう?
「こうしなければならない」「これはやってはいけない」と、自分の行動を外側からコントロールしようとしてしまいます。そして、そのルールに沿うために無意識のうちに我慢をしたり、頑張らなければならないと感じたりすることもあるかもしれません。

では、体験を通じて「平和」を知る場合はどうでしょう?
たとえば、自分自身がピースフルな状態でいることが最も心地よく感じられるとしたら。それは、「平和でいることが良いからそうする」のではなく、「そうあることが自然で、気持ちがいいからそうなる」という感覚。ここには、我慢や努力は必要ありません。ただ、ありのままの自分でいることで、平和を知ることができるのです。

これは、瞑想やマインドフルネスでよく話される DO(何かをする)とBE(ただ在る) の違いでもあります。社会の中では、つい「考えること」に偏りがちです。でも、頭だけで理解するのではなく、実際に「感じてわかる」ことを大切にしてみると、学びの質が変わってきます。

知識として「平和が大事」とわかっていても、それが自分の体験として腑に落ちたとき、はじめて心と体がつながり、「わかった」という感覚が生まれるのではないでしょうか。

知ることと、わかることは違います。
「平和とは?」と頭で考える前に、「今、自分は平和を感じているか?」と問いかけてみましょう。


🧘今週のMindfulness Exercise
頭で理解していることと、実際の体験の間にズレがないか観察し、「考える」だけでなく、「感じてわかる」時間を意識してみましょう。



もし今日の内容が何かのヒントになったならとても嬉しいです。マインドフルネスに興味がある方は、MAE Yのサービスものぞいてみてくださいね。
あなたのこの時間が、少しでも穏やかでありますように。

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