自分の軸を保つということ

自分の軸を保つということ

🧘吉川めいのMindfulness Tips

もし、親分気質な人に話しかけられたら。あなたは、どう感じますか?
きっと多くの人が、思わず緊張したり、少し萎縮してしまうかもしれません。

でも実はこの反応、「自分と相手を比べてしまっていること」から生まれているものです。
相手を「上」と見てしまうことで、自分を「下」に置いてしまう。
その時点で、自分の軸が少し揺らいでいる状態になっています。

けれど、本当はそんなふうに思う必要はありません。
普通に、自分の軸を持っていればいいのです。
「ああ、ちょっと親分っぽい人がいるな〜」くらいで眺めていればいい。
親分気質の人がいたからといって、自分が緊張したり、下手に出る理由にはならないのです。

つまり、誰かが上から話してきたとしても、自分が“下”になる必要はない。
これが「自分の軸を保つ」ということです。

ただ、日本のカルチャーの中では、これを難しく感じる人も多いかもしれません。
というのも、日本では空気を読む、相手に気を遣う、和を大事にする、といった価値観が当たり前のように染みついていて、違和感を覚えた相手に「合わせない」という選択を持つこと自体が、ちょっと勇気のいることだったりします。

たとえ「自分の軸を保とう」と意識していても、会社や学校などの組織の中では、場合によっては“角が立ってしまう”と感じることもあるでしょう。
そんなときは、自分の中であらかじめ線引きをしておくと安心です。


「会社ではこのぐらいまでは合わせる。でもプライベートでは素直な自分を大切にする」など、場面に応じた自分なりの境界線を決めておく。
そうやって、自分の軸を守るための選択肢を持っていることが、とても大切です。

上から目線で話す人がいるからといって、自分が下になる必要はない。
先生っぽい人がいるからといって、自分が生徒になる必要はない。
すごく高貴な雰囲気の人がいたとしても、自分をちっぽけに思う必要はない。

自分と相手を対比して、自分の軸を相手に合わせるのではなく、
「私はどうしたいか」を軸にして行動する。
それを丁寧にくり返していくことで、自分の軸は育っていくのだと思います。


🧘今週のMindfulness Exercise
誰かと接したときに緊張や遠慮を感じたら、「相手がどうか」ではなく、「私はどうしたい?」と自分にそっと問いかけてみましょう。

 

あなたのこの先の時間が、少しでも穏やかでありますように。そんなひとときのお手伝いができたら嬉しく思います。マインドフルネスや瞑想に興味があれば、MAE Yのサービスも、ぜひのぞいてみてくださいね。

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