🧘吉川めいのMindfulness Tips
「気づくと、心の中で“不幸せポイント”を探してしまいます。常に改善点を見つけていないと落ち着かないんです…」
これは、先日開催された瞑想マインドフルネスのプログラム中、参加者からいただいたコメントです。おそらく、多くの方が共感できる内容ではないでしょうか。
ここでは2つのステップを紹介します。
① パターンを「観る・知る」
思考のパターンに気づき、修正していく最初のステップは、それまで当たり前になっていたことを「観て」「知り」「パターンだ!」と気づくことです。
この方の場合、間違い探しのようなマインドセットが日常の一部になっていましたが、今はそれを「自分の思考のクセ」だと認識できています。
②「変えられない」という思い込みに気づく
次のステップは、「わかっているのに変えられない」という思い込みに気づくこと。
本当に“不幸せなポイント”を探さずにはいられないのでしょうか?
美味しい食事を楽しんでいる時や、大好きな趣味に夢中になっている時…
そんな時は探していませんよね。
むしろ、ネガティブなパターンに気づいたからこそ、そこに強く注意を向けてしまっているだけかもしれません。これもまた「観る・知る・パターンに気づく」で見直せるポイントです。
癖は変えられます。
長年続いた癖や習慣は勢いを持ち、「一気に変えるのは無理」と感じるのは自然なことです。でも、一度気づくことができたなら、修正は必ず可能です。
長く染みついたパターンは、自分のアイデンティティと結びついているため、「これをやめたら自分じゃなくなってしまうのでは」といったアイデンティティ(自己の認識)の恐れがつきまといます。
でも覚えていてください。思考パターンをやめても、あなた自身はなくなりません。極端な言い方をすれば、その性格をやめても、あなたはあなたのままなのです。
もし「変わりたくない」という気持ちが勝っているなら、きっと“間違い探しをする自分”に何らかのメリットを感じているはず。それは何なのか、本当にそうなのかを検討してみると、さらに別のパターンにも気づけるかもしれません。
🧘今週のMindfulness Exercise
思考パターンを修正する第一歩は、自分自身を「観ること・知ること・パターンに気づくこと」。
知らぬ間にアイデンティティと絡まった“その性格”を、手放すタイミングなのかもしれません。
自分で選び直し、歩み出してみましょう。
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あなたのこの先の時間が、少しでも穏やかでありますように。そんなひとときのお手伝いができたら嬉しく思います。マインドフルネスや瞑想に興味があれば、MAE Yのサービスも、ぜひのぞいてみてくださいね。
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