🧘吉川めいのMindfulness Tips
「練習は実用的でなければ意味がない。」
それは、現代ヨガの祖父と呼ばれ、私のヨガの師でもあるパタビジョイス氏が言い残した言葉です。
私たちは、マットの上でヨガの練習を行い、呼吸を整え、集中力を高め、心を平静にします。練習を終えると、当然マットを降り、会社へ行ったり、家庭に帰ったり、日常に戻ります。あなたは、そんなマットの上の世界と、マットの外の世界にギャップを感じたことはありませんか? でも、本当はマットの外の日常の暮らしでこそ練習の成果が出ていると感じられなければ、私たちは一体何のために練習しているのでしょうか? パタビジョイス氏の一言は、そんな最も重要なことを指しています。
マットから降りたらヨガの練習が終わるのではなく、むしろそこから本来の実践が始まるのです。
同じように、瞑想の練習においても、静かに坐る時間が終わった後にこそ、そのアウェアネスを持って日常の暮らしをマインドフルに歩むことが大切なのです。
つまり、マインドフルに過ごす時間(瞑想などの練習方法)と、そうではない時間の境目を作らないこと。もし、境目を感じてしまう現状があるのなら、練習を通して育んでいる気づきをなるべく境目なく普段の暮らしの中で活用できるよう、まずは心がけましょう。両者は一つの意識の継続であり、バラバラになってしまうのなら、練習が本来の意味を失ってしまいます。
練習時間とそれ以外の時間の境目がなくなってくると、普段の暮らしの中でも心が乱れるタイミングや、マインドフルではなかった自分に際立って気づくようになるでしょう。その時こそが、あなたの練習が育んでいる成果の見せどころ。そういった瞬間をどう扱うかこそが、マインドフルネスが生きてくるところなのです。
🧘今週のMindfulness Exercise
練習時間のみにばかり"完璧”を目指すのではなく、練習の時間においてフォーカスを高め、集中的に気づき学んだことを日常において境目なく活かすこと。マインドフルネスとは、実用的であってこそ、意味があるのです。
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あなたのこの先の時間が、少しでも穏やかでありますように。そんなひとときのお手伝いができたら嬉しく思います。心を軽くするマインドフルネスや瞑想に興味があれば、MAE Yのサービスも、ぜひのぞいてみてくださいね。
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