反応しないという自由

反応しないという自由

🧘吉川めいのMindfulness Tips

日々の暮らしの中で、ちょっとした出来事や人からの言動に対して、咄嗟に出てくるリアクションは誰しもあると思います。
イラッとしたり、悲しくなったり、あるいは防御的になって反論したり。これらは反射的で、ほぼ自動的なことが多いものです。スーパーボールに例えるならば、相手の言動があなたに当たった反動で、またすぐにリアクションが返されるような状態。内省する間もなく、いわゆるリアクションタイムがない状態です。

けれど、瞑想で坐る練習をしていると、自分の感情や思考と、それに気づいている意識との間にスペースが生まれてきます。このスペースは、距離でもあり、時間という意味も含みます。
ここで試していただきたいのが、「すぐにリアクションで返さず、一度“キャッチするように”受け止めること」。

 瞑想でこのようなスペースを設けられるように、日常生活でも相手の言葉にイラッとすることがあっても、すぐにその反射的なリアクションに乗らず、一度起こったことを受け止めるようにします。言われたことに対して自分の中で浮かぶリアクションについても、同じように受け止めてみてください。これには少し「間」や「時間」をとることが有効でしょう。
自分から言い返したり、伝えたいことは、その後でも遅すぎることはほとんどありません。むしろ、このようにしてリアクション(反応)ではなくレスポンス(呼応)を選ぶことで、より良い伝え方ができるでしょう。

リアクションを起こしてはいけないわけではありませんが、一度しっかり全体を受け止めてから返したほうが、全体像を捉え、さまざまなオプションを検討した上で、一番理想的な形で返すことを選べるでしょう。
つまり、リアクションという鎖から自分を解放することで、選択肢が広がり、自由が増えるのです。


🧘今週のMindfulness Exercise

誰かに何かを言われたり、予期せぬことが起きた時は、すぐにそれに対して反応するのではなく、一度受け止めてみましょう。
リアクションから自由になることを選ぶことで、そのリアクションの因果関係からも解放されていくでしょう。


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あなたのこの先の時間が、少しでも穏やかでありますように。
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