身体は頑張りながら、あなたの「大丈夫?」を待っている

身体は頑張りながら、あなたの「大丈夫?」を待っている

“異常なし”なのに、しんどい。それでも私が「身体の小さな声」を無視しなかった理由。


長年私は、ヨガを通して呼吸を整え、心を知る。心と身体のつながりを学びながら生きてきました。

ヨガはマットの上だけでなく、私生活においても続きます。
長年、健康的なライフスタイルを大切に、食生活に関しても同様に人一倍こだわりを持って生活をしてきました。だからこそ自分の体をよく理解しているつもりでした。

しかし、そんな私にある日、突然、原因不明の不調が訪れたのです。

 

検査結果は「異常なし」。でも世界がぐるんと回転し続ける生活

それは数年前のこと。
最初は「少し疲れが溜まっているのかな」くらいの感覚でした。
しかし、その疲れはいつまでも抜けず、毎日のように同じ箇所に頭痛が訪れ、やがて激しいめまいが訪れました。それはまるで、世界がぐるんと回転するような感覚です。

「なんか、これはおかしい……」

ただの不調ではないと感じた私は、すぐに病院へ。内科、耳鼻科、めまい外来、脳神経外科。MRIも含め、考えられる限りのさまざまな検査を受けました。
しかし、医師から告げられた結果は、すべて「異常なし」でした。

「少し様子を見ましょう」

そう告げられても、頭痛を抱えながら仕事をこなし、子育てをし、生活を回していく日々は想像以上にしんどいものです。ついにはめまいが悪化して、車の運転もできなくなり、朝起き上がるのさえもつらい。ヨガの練習をしようにも、頭を傾けるポーズをとることもできず、確実に生活に支障をきたしていました。

西洋医学で「異常なし」と言われたからといって、「はい、わかりました」と鵜呑みにできない切実な理由が私にはありました。

「私の健康」は、子どもたちの暮らしそのものだから

この不調を迎えた時に、まずひとつ私の頭をよぎったのは母のことでした。
母が49歳の時に、複数の病院をたらい回しの末に、「若年性典型的アルツハイマー型認知症」という、とても珍しい病気を患っていることがわかりました。
母の病気が始まったのは、母が大きなストレスを経験した数年後のことでした。

私自身も今は母となり、2人の男の子がいます。
数年前に夫を突然の事故で亡くして以来、シングルマザーとして家庭を支えてきました。子どもたちのためにも、今、私が倒れるわけにはいかない。
「私の健康の変化は、子どもたちの生活に大きな影響を及ぼすもの」
と考えると、強い緊張感が常にありました。

夫の死というあまりにも大きく、精神的・肉体的ストレスを経験し、母の病気も見てきた私にとって、この頭痛やめまいは、軽視できないもの。身体からの何か「危険信号」なのでは?と思えたのです。

「自分の健康を他人任せにしたくない」
と思い、「異常なし」と診断された後に、自分自身で身体との対話を重ねることにしました。

調べ尽くした結果見つけた、まさかの盲点

心と身体の関係、ストレスと神経系など、身体の状態が感情や思考に与える影響について徹底的に調べていた私。

そこでふと気になったのが「重金属」でした。
何か関係があるのかのかも?と思い、体内のミネラルや重金属を測定できる検査キット「オリゴスキャン」を受けてみることに。

そして結果をみて驚いたのは、水銀は特に問題ないものの、「アルミ」と「ニッケル」の数値が以上に高かったことでした。

代替医療の先生に相談すると
「アルミはお鍋やフライパンからでしょう。そしてニッケルは……ピアスの可能性がありますね」

まさに、ダブルパンチの大ショック。
どんなに食生活に気をつけていても、それを調理する道具や器具が、身体に影響を与えていただなんて……!

さらに6歳から穴を開け、両耳に合わせて9つの穴を開けるほど、大好きだったピアス。18金や24金ばかりを選んでいたので、大丈夫だろうと思っていたのですが、芯の部分にはニッケルが使われている場合が多く、そのニッケルが私の身体に影響を与えていたのです。私は泣く泣く、お気に入りだったピアスをすべて外しました。

もちろん、何がどこまで直接的な原因だったかを完全に証明することはできません。夫を亡くした極限的なストレスが引き金になったのかもしれないし、ストレスがなくても、私の体は重金属に反応することはなかったのか?とも言い切れません。

ですが、原因を突き止めること以上に大切だったのは、「自分の身体を知ろうとすること」「暮らしを整えること」「呼吸や身体、心の状態に気づくこと」。

調理器具はすべて安全性を考慮したスチールや鉄製のものに総取り替え。調理器具もフライパンにやさしく、食洗機OKなシリコン製のものを増やすようになりました。
身体に取り入れるもので言えば、毎朝のデトックススムージーを取り入れるなど、できる限りの試行錯誤を続けました。

すると、わずか数ヶ月後には、あれほど毎日のように私を苦しめていた頭痛やめまいは消え去り、約1年後のオリゴスキャンの再チェックではしっかりと「アルミ」と「ニッケル」の数値が見事に下がっていたのです。

身体はあなたの「大丈夫?」を待っている

大人の人生って、忙しい。
仕事も、子育ても、親の介護や人間関係のいざこざなど。年齢を重ねるほど、私たちが抱えるものって、減るより増えていくことの方が多いでしょう。
だからこそ、多くの人は“慢性的な疲れ”や、“なんか晴れない心と身体のモヤ”など、身体からの「黄色信号」を、「まだ大丈夫」「仕方がない」と聞き入れず、かえって後回しにしてしまいがちです。

でも本当は、身体の小さなサインを「まだ大丈夫」で流し続けないことって、すごく大事なのではないかなと思うのです。

身体は、いつだって頑張りながら、あなたに「大丈夫?」と気づいてもらえることを待っているのかもしれません。身体も、心も、限界になってから気づくのではなく、もっと小さなサインの段階で、自分と対話できたら。

その対話する力は、想像以上に、人生そのものを変えていく力があると、私は実体験をもって知っています。

その感覚を育てていくことは、暮らしそのものを変えていくことなのかもしれません。

 

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「何を食べるか」以上に、“どう生きると、身体は変わっていくのか”という視点から、
食・ストレス・呼吸・自律神経・心の状態まで、まるごとの見つめ直し。

ヨガを生きる、吉川めいが体験してきた全ての食生活タイプを振り返る、特別プログラム「Yoga For Life 〜食生活編〜」。実体験に基づいた食の知恵にご興味のある方は、ぜひ一緒に、身体との対話を深めてみてください。



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